3DGS(ガウシアンスプラッティング)とは
3DGS は、さまざまな角度から撮った多数の写真を解析し、空間を無数の小さな点の集まりとして再現する技術です。点の一つひとつが色と透明度を持つため、木の葉や水面、ガラスの映り込みといった、従来の 3D モデルが苦手としてきた対象も自然に表現できます。データはブラウザ上でリアルタイムに表示でき、専用のアプリは必要ありません。
フォトグラメトリとの違い
写真から 3D を作る技術には、以前からフォトグラメトリがあります。どちらも写真を材料にしますが、できあがるデータの性質が違います。
| 3DGS | フォトグラメトリ | |
|---|---|---|
| データの形 | 色と透明度を持つ点の集まり | ポリゴン(メッシュ)と画像 |
| 得意なもの | 実写に近い見た目、細かい枝葉、反射や透過 | 形状をデータとして扱う用途、CG ソフトでの加工 |
| 主な使い道 | 現地の雰囲気を伝える、記録する、共有する | 3D モデルとして編集・出力する |
Twinbox では、見た目の再現性と共有のしやすさから 3DGS を主に扱っています。メッシュデータが必要な場合は、ご相談ください。
活用シーン
文化財・歴史的建造物の記録
経年劣化や災害で失われる前に、現在の姿を三次元で残せます。写真や図面では残しにくい、空間全体の雰囲気や素材の質感まで記録できます。詳しくは空間・文化財のデジタルアーカイブをご覧ください。
建築の計画・プレゼンテーション
建設予定地を 3DGS で記録し、そこに設計中の建物を合成すると、周辺の環境や隣家との距離感まで含めて完成後の姿を伝えられます。詳しくは3DGS を使った現地合成の建築パースをご覧ください。通常の建築パース・CGパース制作も行っています。
設計レビュー・合意形成
3DGS の現場データに設計案を重ね、発注者・設計者・施工者が同じ画面を見ながら確認できます。ブラウザだけで使える自社開発のビューワー、SiteStream Viewer を提供しています。
施設・景観の公開と PR
観光地や施設、庭園、モニュメントを 3D で公開し、訪れる前に現地を体験してもらえます。歩いて見て回る形の紹介には、360°バーチャルツアーも適しています。
制作の流れ
- ご相談・お見積り: 対象の場所、範囲、用途をうかがいます。
- 現地撮影: ミラーレス一眼や 360 度カメラなどで撮影します。所要時間は範囲によりますが、1〜2 時間程度が目安です。
- 3DGS の生成: 撮影した写真を解析し、3D データを生成します。
- 調整: 不要な部分を取り除き、ブラウザで快適に表示できるようデータを整えます。
- 納品: 撮影から納品までは、おおよそ 1〜2 週間です。
仕上がりは、撮影時の天候や光、人や車など動くものの有無に左右されます。撮影日時は事前にご相談のうえ決めます。
納品形式と閲覧方法
ブラウザで見られる URL での納品を基本としています。パソコンでもスマートフォンでも、URL を開くだけで閲覧でき、関係者への共有も URL を送るだけで済みます。必要に応じて、3DGS のデータファイル(.ply、.sog など)もお渡しします。
料金
撮影する範囲と納品形式によって変わるため、内容をうかがったうえでお見積りします。お問い合わせからご相談ください。
よくある質問
どのくらいの範囲まで対応できますか?
神社の境内や城跡のような屋外の空間から、建物、像などの単体の対象まで対応しています。室内や施設の内部など、屋内の撮影も可能です。広い範囲や特殊な場所は、撮影方法を含めてご相談ください。
撮影から納品までどのくらいかかりますか?
現地撮影は 1〜2 時間程度、撮影から納品まではおおよそ 1〜2 週間が目安です。範囲や内容によって前後します。
手持ちの写真や動画から作れますか?
お手持ちの素材からの制作は、要相談とさせていただいています。3DGS は撮り方によって仕上がりが大きく変わるため、まず素材を拝見して可否をお答えします。
見るために専用のアプリは必要ですか?
必要ありません。パソコンやスマートフォンのブラウザで URL を開くだけで閲覧できます。データの容量が大きいため、通信環境の良い場所での閲覧をおすすめします。
寸法を測ったり、図面を起こしたりできますか?
3DGS は見た目の再現を得意とする技術で、測量や図面作成の代わりになるものではありません。形状をデータとして扱いたい場合は、メッシュデータでの制作を含めてご相談ください。
3DGS による空間スキャンのご相談・お見積りは、お問い合わせフォームまたはお電話で承ります。






